| 東西合同文化祭執行部会議 「・・・春日会長が優しく微笑んでいらっしゃる・・・」 「それは俺じゃない。のぞみだ。・・・たく俺がこんなふやけた面かよ」 西の生徒会役員が呆然として言えば、のぞむが呆れた声をだした。 「・・・春日副会長がアゴで有川会長をこき使っていらっしゃる・・・」 「・・・ボクじゃないってば。・・・ボクこんな悪人面じゃないでしょ」 東の生徒会役員が目を丸くすれば、のぞみが憮然としていった。 「ああ!?のぞみ、いい度胸だな、誰が悪人面だと?」 「・・・のぞむ君だってふやけた面って言ったくせに」 険悪なムードが部屋中に充満する。が、 「先輩、私先輩の顔が悪人だなんて思ったことありませんよ」 「私も、先輩の顔がふやけてるなんて思ったことないです」 ゆずゆずがそれぞれの「先輩」に対して慌てて言う。 「ゆずちゃん」 「譲子ちゃん」 「「だから喧嘩しないで下さいね」」 にっこり。 「「はい」」 ゆずゆずの微笑みは無敵。さしもの春日ズも大人しくなる。 「・・・あ〜もしかしてそっちも?」 「と、いうことはそちらでも?」 有川譲、有川譲子。別名、影の生徒会長。 彼女達なしでは一日だって生徒会の平穏な運営はありえない。 written by sava
「ふやけ顔…。プッ」 「悪人面…だな。間違いねぇ。」 譲と譲子が望たちをなだめる後ろで将臣ズがくすくすと笑う。 「有川会長!!」 「有川副会長!」 「「あの二人は、いったい!?」」 東西それぞれの役員に詰め寄られ、二人の将臣は引き気味になりながらも答えた。 「あの二人なら、単なる従兄弟同士だ。」 「どっちも、春日だろ?」 「「従兄弟…」」 呆然と呟く役員たち。 「そんなに驚くことか?」 「「はい!!」」 「だって、あの(傍若無人な)春日会長が、悪人面なんて言われたのに、流すんですよ?」 「あの(温厚な)春日副会長がふやけ面呼ばわりされたくらいで、反撃するなんて…」 「「驚くとこは、そこかよ」」 二人同時に突っ込む将臣たち。 「まぁ、あの二人は根っこは同じだからな。」 「あいつらに甘いところが、特にな。」 「はぁ…」 ゆずたちと話をする春日ズ。 確かに、その表情はよくにている。 「ってわけで、あと頼むな。」 「ゆずたちがついてりゃ、問題ないだろ。」 「会長!?」 「副会長!?」 「どこに行くんですか!?会議はこれからですよ!!」 東西役員たちが声を合わせて叫べば、 「「あいつらがいりゃ、問題ないって。」」 東西将臣が声を合わせて答え、逃げようとする。 …が。 「兄さん、逃げたら夕食抜き。」 「兄さん、さぼったら、明日からお弁当つくらないよ。」 影の生徒会長、再び。 譲子と譲が、声を合わせて叫んだ。 「「初めの会議くらい、真面目にやれ!」」 「「はいっ!!」」 「………そちらもですか。」 「………そのようですね。」 東西の役員は、どこまでも似ている有川ズにそろってため息をもらした。 |
written by sou 06.11.03 文 sava & 総 2006.09.28日記文 加筆修正 |